もしもし
いつも子ども達を連れて遊びに行っているところには、受話器の形をしたおもちゃがあります。お兄ちゃんは大のお気に入りで「もしもし、お父さん?今ねぇ、○○に遊びに来ているの。じゃぁね、ばいばい。」と、ひとしきり(一方通行の)会話をしています。たまに「お母さんに変わるね」なんて言われて受話器を渡されるので、適当に話を合わせては「お兄ちゃんに代わるね」と受話器を返しています。たまに、「弟君に代わるね」と受話器を弟君の耳に当てたりもしているのですが、そうするとお兄ちゃんに「弟君はまだ赤ちゃんだから」と受話器を取り上げられてしまいます。
今日も面白がって受話器のやりとりをしていました。お兄ちゃんはしばらくすると飽きてまた別の遊びに行きます。残された弟君が一生懸命受話器を持って後頭部に当てていました。
「えっ?そこはないでしょう。」と、受話器を当てる位置を直してあげました。
いつまでも受話器を見ては後頭部に当て、後頭部に当ててはまた受話器を見て・・・と繰り返しているので、弟君に「もしもし」と声を掛けてみたら、受話器を耳に当てました。
面白い偶然もあるもんだ!
そんな程度に思って、大笑いしてまた「もしもし」と言ったら、今度は弟君、満面の笑みで受話器を耳に当てました。
これは偶然ではない!
ということで、初めて*1はっきりと身振りをしてくれた弟君でした。