いつくしみ深き

先日頂いたCDが気に入って、毎日のように聞いています。
そのCDの中の曲について書いてみようかなぁと思っています。
まず1曲目はタイトルにもなっている「いつくしみ深き」です。

日本人がクリスチャンになる瞬間があります。それはクリスマスと結婚式。その時だけは誰もが賛美歌を耳にし、時によっては一緒に歌い、共に嬉しい気持ちになります。その結婚式に必ずと言っていいほど歌われている賛美歌がこの「いつくしみ深き」ですから、多くの人が知っている賛美歌と言っていいでしょう。ふと気になって「いつくしみ深き」で検索をかけてみたら、その曲の背景を知ることができました。。

この曲を作詞したのはアイルランド人ジョセフ・スクライヴェン。 彼は大変恵まれた家庭に生まれ育ち、クリスチャンの素敵な女性と結婚の約束をします。結婚式の前日、彼女は不慮の事故で命を落としてしまいます。その連絡を受けたジョセフは深い悲しみ、失望のどん底に突き落とされます。そのような苦しみの中でまず彼がとった行動は、最も良き友イエス・キリストの元にひざまずき祈る事でした。この時からジョセフは主イエス・キリストに彼の生涯を全て捧げる人生の歩みが始まります。
カナダのポートホープに移住し、そこでイエスキリストを伝えるため献身的に働きました。
彼の母がアイルランドで闘病生活をしている時、ジョセフが愛する母を何とか慰めたいと書き送った詩。 それが、"WHAT A FRIEND WE HAVE IN JESUS" です。
今もその詩は私達がどのような状況にあろうと、イエスは慰め励ましを与える最高の友であることをのべ伝えています。

そんな悲しい思いをした人だからこそ全てを神様にゆだねることができたのでしょうか。

この曲、有名ですし、教会でも良く歌います。が、結構高い音から曲が始まるので、伴奏無しで歌うときにいい加減に音をとって歌うと、痛い目に遭います。低い方の音が誰も歌えなくて、大男のうなり声のような音しか聞こえなくなるのです。そんな状況では歌いにくくてどんどん音程は下がっていくので、終いには歌うのを諦めたくなるほどです。
また、流れるような曲ですのでしっかり歌おうとすると、ズリズリベタベタでコテコテな歌い方になってしまいます(私の場合)。
このCDで聞いていると軽やかなピアノ伴奏と聞きやすい歌声で「こんなに良い曲だったんだ」と思います。朋君は友君ではありませんが、良い名前だなぁとふと思う瞬間です。